ビットコインの半減期を過ぎると価格が上がるって聞いたんだけど本当なの?

絶対ということはないけど、上昇傾向にあると言われているよ。
なんでそう言われているのか、半減期について理解しよう!
ビットコインの半減期について理解できる
仮想通貨における半減期とは?
「半減期」とは、受け取れるマイニング報酬が半分になるタイミングのことです。
そして、マイニング報酬による供給量が抑制されることで、半減期前後で一般的には価格が上昇する傾向があります。実際に過去の様々なコインの半減期を見てもそう言って良いでしょう。
ただ、半減期を過ぎたタイミングで急に価格が上がるわけではなく、半減期を迎える数ヶ月前から期待値込みで徐々に価格が上がる場合が多いので、仕込みタイミングについては注意が必要です。
半減期はなぜ必要?
半減期が設定されている理由は、マイニングによる新規発行量をコントロールするためです。
半減期がなくどんどんマイニングが進むと、世の中に出回るコインが多なってしまい、急激なインフレを起こす可能性があります。半減期にはこれを防ぐ役割があるのです。
日銀が大量の円を印刷しすぎると、円の価値が低くなってしまい、物の値段が急上昇する。これと同じことが起きてしまうということですね。
ビットコインにおける半減期
具体的にビットコインの例を見てみましょう。ビットコインの場合は2,100万枚という発行上限数が決められています。
おおよそ4年ごとにマイニング報酬が半減していき、33回目の半減期を迎えると発行枚数の上限を迎え、マイニング報酬も0になるように設計されています。
過去の3回と次回のビットコインの半減期について
約4年ごとに半減期が訪れているビットコインですが、次回は2024年4月に予想されています。
さらに詳細の時期を知りたい人は「BINANCE半減期カウントダウン」ページに残りの記載されているので、見てみてください。
時期 | マイニング報酬(半減期後) | |
ビットコイン誕生 | 2009年1月〜 | 50BTC |
半減期1回目 | 2012年11月28日 | 25BTC |
半減期2回目 | 2016年7月9日 | 12.5BTC |
半減期3回目 | 2020年5月11日 | 6.25BTC |
半減期4回目 | 2024年4月20日 | 3.125BTC |
半減期5回目 | 2028年 | 1.5625BTC |
今までの傾向を見ても、半減期後にはビットコインの価格上昇があるという予測が多いですが、投資に絶対ということはないです。
実際に2023年は現時点でビットコインの価格が上がっているため、すでに期待値分が折り込み済みという可能性や、マイニング報酬が半減することでマイナーの収益も減少するため、売り圧力が上昇するという予測も存在します。
どちらにせよ、今後の市場の動向を注視しながら自己判断をすることがとても大切です。
まとめ
では、本日解説した内容をまとめておきましょう!
半減期を迎えるとマイニング報酬が半減する
半減期は仮想通貨の急激なインフレを抑制する役割を持っている
供給量が抑制されることで、半減期の前後には仮想通貨の価格上昇傾向に(ただ必ずとは限らない)